2016年12月24日土曜日

レンブラントと牧野邦夫、Redlight Records、De School、Sassy J|アムステルダム -3日目-

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。



アムステルダムの3日目は、ランゲブルグ通りにある「De laatste kruimel」というパン屋さんから。
次から次へとお客さんが来る人気店。
パンはもちろん、キッシュやスイーツの種類もかなり豊富で迷っちゃう。
ひとつひとつのサイズも、とても大きい。



東方面へ運河をいくつか越えて、レンブラントの家(Museum Het Rembrandthuis、レンブラントハイス美術館)へ。

その名の通り、画家のレンブラントが1639年から20年間住んでいた家。
中に入ると、レンブラントに関連する絵画が壁という壁に展示されているのに加え、レンブラントが住んでいた当時のように再現されている。
家なのでさほど広くはないけど、イメージを掻き立てられる。



私の大叔父(おじいちゃんの弟)は、牧野邦夫という画家だった。(1986年没)
本人とは、小さい頃に数回会ったことがあるくらいだけど、ハンサムだったことをよく覚えてる。
邦夫おじちゃんは、レンブラントにかなり傾倒していて(レンブラント宛に書いた自分の手紙に対して、自作自演のレンブラントからの叱咤激励の返事を書くほど)オランダにも行ったこともあると聞いたことがあったので、自分の中でぐるーっと巡り巡る感覚があるのも含めて、感慨深かった。




シント・アントニースブレー通り(Sint Antoniesbreestraat)にはレコード屋さんや古着屋さんがいくつか並ぶ。
Bis Vintage For Womenという古着屋さんで、オレンジ色のタイトスカートを購入。値段も良心的。



そして、いよいよずっと楽しみだったRedlight RecordsへIN。(詳細はひとつ前の記事で)
細い路地を抜けると、開けっ放しのドア。



こじんまりとした店内に、厳選された中古レコードがずらっと並ぶ。
7インチも、ほんの少しだけ。
私は一枚、Alice ColtraneのLP"Radha-Krsna Nama Sankirtana"を購入。


こちらも値段は全体的に良心的。
ひとつひとつの価値がきちんと反映された金額。




トラムに乗って、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)へ。

フェルメール、レンブラントをはじめとした、17世紀のオランダの黄金時代の作品が充実しているこの場所は、オランダの中でも最大の規模の持つ美術館。
10年間の歳月を経て2013年にリニューアルオープンしたのもあり、館内はきれいに整っていてとても快適。
外の光が差し込む中央スペースも美しい。


「手紙を読む青衣の女」(1662~63) / ヨハネス・フェルメール

「鍍金した酒杯のある静物」(1635) / ウィレム・クラース・ヘダ

それにしても、レンブラントの作品は、本当に邦夫おじちゃんの絵とそっくりだ。
邦夫おじちゃんは、心底、彼の作品を愛し、尊敬していたのだとつくづく感じる。



そのまま歩いてヨルダン地区にあるナイン・ストリート(De 9 Straatjes)へ。



小さな9つの通りに、ファッション、インテリア、コスメ、カフェなどお洒落なお店が立ち並ぶお洒落なエリア。
東京でいうと代官山とか中目黒とかそんな雰囲気。
外は明るいけど、時間帯的にはすでに19時近くなので、お店はほとんどやっていなかったけど、ウィンドウショッピングだけでも十分楽しめる。






そして夜は、今回一番楽しみだったと言っても過言ではない、De Schoolというクラブへ。

中心部から少し離れたところにある、古い学校を改装した建物。
「学校だった」雰囲気は全体的に残しつつ、ところどころにデザインがほどこされていて、DIY感が味わえるとっても素敵な空間。
カフェやレストランも併設している。



ワインとおつまみでひとやすみしたあと、童心に返ったように無性にドキドキしながら、地下のメインフロアへ向かう。
真っ暗でよく見えなかったけど、廊下や階段、窓ガラスなど、学校だったときのものそのままだったと思う。
本当に空間として、パーフェクトな場所だ。


この日のゲストは、ロンドンのDJ/プロデューサーであるJoy Orbisonと、スイスのベルンを拠点にしている女性DJのSassy J。


Sassy Jのプレイが、特に楽しみだった。
彼女のインタビュー(RA Podcast: RA.483 Sassy J - ベルンのDJによる、ダンスフロアの瞑想)は、すごくシンプルにかつコンパクトにまとめられていて、お気に入りのひとつ。
世界でもっとも信頼出来る女性DJは、間違いなく彼女だ。

そして、この日の夜も、それをまったく裏切ることのない彼女のプレイに心を奪われっぱなし。
なんだかこう、一言ずつ、ゆっくり丁寧に、語りかけてくれているような。
彼女の作り上げる温度は、熱すぎず、ぬるすぎない。
彼女の作り上げる高度は、高すぎず、低すぎない。
踊れるのはもちろんのこと、非常に音楽的であることも大きな理由であることは言うまでもない。

De SchoolのDJブースは、360度、お客さんが回りこめるような、少しめずらしいつくりになっている。(とはいえ、前方以外にはあまりお客さんはいない)
ブースの後ろ側へ行って彼女が用意しているレコードをこっそり覗いていると、彼女が振り返って、声をかけてくれた。
「あら、今日Redlightにいたわよね?来てくれてどうもありがとう!」


実は、昼間に行ったRedlight Recordsで、Sassy Jに似た女性が訪れて、レコードを大量に試聴していた。
とても鮮やかな緑色のコートを着た女性は、結局1枚も買わずに、店員さんにごめんなさいね、と謝りつつ、随分と長居していた私たちににこっと笑って、お店を出て行った。


2016年4月30日。
私にとって、忘れられない、大切な1日。


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今年、何十回と聴いた、Sassy JのDJmix。
音楽の旅へどうぞ。

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RA.483 Sassy J



2016年8月7日日曜日

西と東と、Red Light Radio|アムステルダム -2日目 PART2-

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。



オリジナルブランドと古着を取り扱う「JUTKA & RISKA〈ユッタク&リスカ〉」のディスプレイは、色ごとに区切られている。
ひとつひとつがどれも個性的で、目移りしちゃう。色鮮やかなアイテムが多い。

高級ブランドが並ぶピーテル・コネリス・ホーフト通り(Pieter Comelisz Hofftstraat)を抜けたところにある、インドネシア料理店「SAMA SEBO〈サマ・セボ〉」でランチ。


またしても、気がつけばもう18時近く。
外が明るいから、時間の感覚がまったくつかめない。
ランチタイムはすでに終わっていたんだけど、「しょうがないなぁ、特別だぞ!」といった感じで、伊武雅刀似の店員さん(おそらくインドネシア人)に、奥の方で唯一空いてるテーブル席へ連れて行ってもらう。
店内にはバーカウンターもあるんだけど、待ってる人がいるくらいお店は大盛況。
出てきたのは、伝統的なインドネシア料理。


一言で説明するのはとってもむずかしいのだけれど、欧州の料理とは味付けが全く違って日本人の口にとてもあうのか、ものすごく美味しかった。



すぐそばにあるミュージアム・スクエア(Museumplein)という広場。


閉まりかけのワゴンに出ていたワッフルとコーヒーを買って、ベンチに座ってひとやすみ。
ゆっくりした時間が、目の前に流れている。
自分という存在をあらためて確認する。
日々の生活がバタバタと忙しいと、つい忘れがち。


広場から続いているムセーウム通り(Museumstraat)は、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)の建物の中を通っていて、歩道は両端、自転車道は中央。
歩いていると、ビュンビュンとものすごい数の自転車に乗った人たちが通り過ぎていく。




20時にもなれば、飲食店以外のお店はほとんど閉まっているので、今夜行く予定のクラブ「Canvas」へ行くまで、逆U字型にアムステルダムの街を練り歩く。

まずは、北西にある「Rush Hour Records」を通りから覗く。


どうやら最近移転をしたらしく、アンダーグラウンド、という言葉からは想像できないほど、店内は広くてきれいそう。



そのRush Hour Recordsから東へ歩いて、10分弱。
雰囲気は、渋谷のセンター街や新宿の歌舞伎町を思わす繁華街で、どこもかしこもワイワイガヤガヤしている。
ずんずんと人混みをすり抜けて行って、「旧教会(De Oude Kerk)」を囲むアウデーケルクス広場(Oudekerksplein)沿いにある「Red Light Radio / Records」へ到着。
外から見えるのは、Red Light Radioの方。



オンラインラジオなので外には音が聴こえない。(てっきり外にも流れているものかと思っていた)
Red Light RadioのSoundcloudのアーカイブをよく聴く私にとって、自分がその現場の前に立っていることはなんだか不思議な感じ。



それは、学生のとき、スペイン坂スタジオ(TOKYO FM)に行ったときと同じ感覚。
(そのときから自分はやってることが変わってないのね)

このエリアはいわゆる「飾り窓地区」と言われる場所。
道路に面したドアはほぼ全面ガラス張りで、ひとつひとつ部屋が箱みたいに区切られている。
部屋の中は赤色で、その中に下着姿の売春婦がお客さんを待っている。
このRed Lightの隣にも、まさにその部屋が並んでいた。(というかむしろそのエリアでRed Lightがある方が不自然な感じ)

ただ、まだ営業時間前なのか(何度も言うけど、まだ空は明るい)、部屋の中で下着姿で焼きそばを食べていた女性と目が合ってしまい、なぜかお互い会釈をした。(ただの気のせいかもしれない)



しばらくその光景が忘れられないまま、Prins Heerlijk〈プリンスヒアレック〉でカフェラテを飲んで、アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal Station)方面を眺めながら、今度は南東へ向かう。
22時過ぎれば、さすがにもう夜。
目的地の「Canvas」は、中心部から少し離れている。
にぎやかだったエリアに背を向けて、住宅街の方へ。



1671年に造られた、現在アムステルダムで唯一の木造の橋となる、マヘレの跳ね橋(Magere Brug)を渡った後、ウェースペル通り(Weesperstraat)をひたすら歩き、ようやく「Canvas」に到着。

Canvasは、Volks hotel〈フォルクスホテル〉の中にあるレストラン・クラブ。
一階にはバーもあって、金曜日を思いっきり楽しんでいる人たちで賑わっている。

エントランスを通ってエレベーターで7階へ。
中に入ると中央にバーカウンターがあり、周りはなんと360度ガラス張り。アムステルダムの街並みが一望できる。
いわゆる大音量で踊るような雰囲気ではないのだけれど、たまにフロアでふらっと踊っては、ちょうど友人も来たので外を眺めながらいろいろおはなし。
DJブースの上には、アンティークっぽいランプがいくつかぶら下がってた。


おめあてのRush HourのRobert Bergmanは結局聴けず、結局深夜バスに乗ってうとうとしながらホテルへ。



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この約2週間後、日本が誇る音楽家であるXTALさんが、このRed Light Radioに出演。
しかも、日本の音楽(ジャパニーズ・ディスコ/ファンク/ソウル)のみの1時間半。
Red Light Radioでは大好きなmixがたくさんあるんだけど、やっぱりこれは日本人としてうれしい事件。
XTAL名義以外でも、Traks Boys、(((さらうんど)))、JINTANA & EMERALDSなど、どれも抜群にセンスのよい楽曲を生み出す彼は、尊敬する音楽家のひとりです。
はぁ、現場にいたかったなぁ。

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XTAL - Japanese Disco / Funk / Soul Mix on Red Light Radio 2016.05.14

2016年6月17日金曜日

ゴッホ美術館で見た、青い空|アムステルダム -2日目 PART1-

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


2016年4月29日。
クロワッサン、チーズとハムと卵、フルーツがいっぱい入ったヨーグルト。
追加でつけた朝食のオプションに、大満足。
荷物を整理して、雨が降るグレー色のアムステルダムの街へ繰り出す。


雲の低さが、私とアムステルダムの街の距離を縮めてくれる。
突然降り出した雹(ひょう)は、私を歓迎してくれているサイン。
それくらい、街の雰囲気は穏やかさに包まれている。


トラムに乗って、ライツェ広場(Leidseplein)まで行って、徒歩でゴッホ美術館(Van Gogh Museum)へ向かう。
相変わらず、通りかかるお店ひとつひとつに目がいってしまう。




中心部のトラムの運行時間は間隔が短く、わりとすぐ次のトラムがやってきてとても便利。
駅によるけど、歩くのが好きな人なら、1〜2駅なら全然歩ける距離なのもまた魅力的。
(だから小回りのきく自転車を利用する人が多いんだなぁ、と納得。)


ゴッホ美術館に到着。
事前にeチケットを買ってあったので、行列に並ぶこともなくすんなり入館。
※日本語サイトあり



ゴッホ美術館は、その名の通り、オランダ南部出身の画家であるフィンセント・ファン・ゴッホの、世界最大のコレクションを収蔵している美術館。
ゴッホと言えば「ひまわり」や「夜のカフェテラス」で有名だけど、日本の浮世絵の影響も受けていることや、弟テオの存在が彼の中でとても大きいこと、ゴーギャンと過ごした時間と、耳切り事件、そしてその後の彼の生活と死に至るまでと、また、それらについて真実と、飛び交う様々な憶測、など、彼の一生を作品とともにしっかりと堪能することができる。日本語のオーディオガイドもある。



中でも印象的だったのは、横長のキャンバスに描かれた「荒れ模様の空の麦畑(Wheatfield under Thundercloud)」という作品。
荒れ模様、と言っても、絵の半分以上は、少し湿った、でもあたたかみのある青い空が広がっている。

私は、その一枚の絵の前でしばらく立ち尽くした。
その時点ではまだ、オーディオガイドはまだ聞いてなかったのだけど、作品を見た瞬間に、晩年のゴッホの孤独が強烈に伝わってきて、涙が止まらなかった。
それは、悲しみに満ちているわけでもなく、誰かに助けを求めているわけでもなく、心を平穏に保とうとするわけでもなく、ひたすら純粋な彼自身の心情が目の前に広がっている。言葉にするならこんな感じ。(結論、そう遠くない内容がガイドから流れてきた。)

部屋にポストカードを飾って、今でもその時の気持ちを思い出すことがあるけど、絵画はやっぱり、目の前で生で見るのが一番。
それ以上は、ない。





すぐそばにある、アムステルダム市立近代美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)やミュージアム広場を横切る。




雨上がりに見る、色とりどりの花たちは一段と美しい。




少し北西へ進んで、アムステルダム市街地で一番広いフォンデル公園(Vondelpark)へ。
ゴッホの余韻に浸りながら、のんびりお散歩。
大きな噴水のまわりには、小さな子供からご老人まで、みんな気ままな午後を過ごしている。




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ロンドンのJonny Nashによる、息をのむ美しさの極上アンビエンス。 静寂の奥の、さらに奥の方に意識を向けると、オーロラのような薄い膜が浮かび上がっては消えていく…そんな感覚。
彼自身のレーベル「Melody As Truth」の1枚目がこの曲を収録した12インチで、先日セレクトしたSuzanne KraftのLPは同レーベルの3枚目。
次のリリースが待ち遠しい。

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Jonny Nash - Retreat



2016年6月8日水曜日

Hallo, Amsterdam!|アムステルダム -1日目-

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


2016年4月28日。
さようなら、ロンドン!



ヒースロー空港から、海を越えて、オランダのスキポール空港へ。

ターミナルを電車で行き来するヒースロー空港と比べると、とってもコンパクト。
迷うことなく電車乗り場まで辿り着き、アムステルダムの市営交通会社(GVB)が運行する、すべての公共交通機関(バス、トラム、地下鉄、フェリー)が乗り放題のトラベルチケット(3日間用)を購入。


乗車時と降車時に、専用の機械にピッとタッチするだけ。チケットには路線図もついていて、とっても便利。


初日は、とりあえず目的もなく、街をぶらぶらお散歩。
もう、とにかく、目に映るもののひとつひとつが、すべてかわいらしい。





オランダ語は私にとってとても難解だけど、建物や看板の形や色は、とてもシンプルでわかりやすい。
丸みを帯びたフォントに、三角の屋根、四角い窓。
子供の頃に描いた絵が、そのまま現実になってる感じ。



アムステルダムの中心部は、扇の形をしていて、その扇の横方向にに5本の線を入れるように運河がある。
なので、ちょっと歩けばすぐ橋があって、運河が見える。
太陽の光が反射して、水面がキラキラと輝いて、街全体をデコレーションしているようで、つい見とれてしまう。

ただ、アムステルダムの道路は、歩行者専用と、自転車専用と、トラム(路面電車)兼車(バスも含む)専用と3つがあり、特に、自転車に乗っている人がものすごく多い。
なので、建物や運河に見とれて、自転車専用の道を歩いてしまう、ということが何度もあった。(そもそも私は東京でも、車線の中を歩くのが苦手なんだけど…)


通りかかったダム広場の前には、大きな移動遊園地。
60〜70年代は、世界中のヒッピーがここに集まっていたとかいないとか。





夜ごはんは、オランダの伝統料理レストラン「Petit-Restaurant de Rozenboom」へ。



頼んだものが結局なんという料理なのかがよくわからないまま(食べたことのない味、というよりは、あまり味つけがされていなかった?)、中心部から少し離れたところにある、宿泊先の「Hotel Not Hotel」へ。

吹き抜けの大きなロビーにある小型のバスが宿泊スペースだったり、天井から椅子がぶら下がっていたり。(しかも実際に登って座ることができる)
部屋はどこも小さそうだけど、ユーモアに溢れた、とっても斬新なホテル。
バストイレは共同だけど、ただ寝るだけのシンプルな部屋って、「旅」という本質にあっている気もする。




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アムステルダムの運河に囲まれた街を歩いていると、この、ぷくぷくとした音が特徴的な”Bubble World”を思い出す。
2014年リリースのこのEPに出会った時は、ただただ、ドキドキしてた。
ヴァンクーヴァー出身のユニット、Pender Street Steppersによるもの。レーベル”Mood Hut”は、センスの光る作品が多い。

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Pender Street Steppers - Bubble World