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2018年2月17日土曜日

秩序ある混沌 [chaotic order] の中で

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


秩序ある混沌 [chaotic order] の中で、今夜も、心を揺らします。
アンビエンス、サイケデリア、白昼夢。
私は、深夜の1時40分から。
フォース・アクセルならぬ、最大4曲同時再生を狙います。

踊る/踊らない、の争点に違和感はあるけど、世界中が注目した、氷の上でのパフォーマンスに感動するのと同じように、人は、いつの時代も、「感じること」を避けては通れない。
なぜなら、「感じること」が、生きることだから。

“誰か”が作ったものに囲まれている現代だからこそ、
内包されているものと向き合い続けることを忘れないように。
それを問われているのが、2000年代以降なんだろうなと、思う今日この頃。

心の奥の、ものすごく奥の方で、感じることができる空間へ。
今夜、神宮前の《Bar bonobo》でお待ちしております。

*ちなみに「秩序ある混沌」は、ノーベル物理学賞の江崎玲於奈さんの言葉です。



▼Infomation
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L.F.

2018/2/17 sat at bar bonobo[原宿/神宮前]
START: 22:00
CHARGE: 1,500yen(with 1drink)

-MAIN FLOOR DJ-
Kaoru Inoue (SEEDS AND GROUND)
Sisi (Rainbow Disco Club / Timothy Really / mule musiq)
ichiya (DecaDance)
Wataru Sakuraba
haraguchic (FreedomSunset)

-2ND FLOOR DJ-
maa (Hamon Radio)
DJ Emerald
Tatsuya Ouchi (Friday Lounge)
OKAYAMA (oshiga club)
Shun Horiki

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2018年2月10日土曜日

「3番目の金曜日」に、会いましょう。|《Friday Lounge -The third Monday of the month-》at Café Apres-midi

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


今年も、個人的な「目標」がいくつかある。

「目標」なんていうとなんだか大袈裟で、「毎日」だったり、「毎月」だったり、「この1年で」っていうのもあれば、「そのうち」とか「いつかは」みたいなものもある。
期限をちゃんと設けてないものもあるから、去年から持ち越してるものも、まあまあある。
そんなの目標とは言わない!と思う人もいるかもしれないけど、それ以外にピンとくる言葉が見当たらない。
なんだろうなぁ、「メモ」よりは少し大切で、「夢」よりは少し現実的。そんな感じ。

そんな、今年の目標のうちの、ひとつ。
目標、というよりは、決めたこと。
それは、今年の「3番目の金曜日」の《Friday Lounge》のプロデュース。

《Friday Lounge》は、渋谷にある「カフェ・アプレミディ」で、毎週金曜日に週替わりでレギュラーDJが毎回ゲストを呼んで、良質な音楽を届ける「空間」。
イベント、とか、パーティ、という言葉は、あまり似合わない。
「Lounge=ラウンジ」は、「休憩室」「社交室」という意味を持つけど、それとも違う。
シャープな部分はありつつも、もっとこう、柔らかくて、あたたかい「空間」。
だいたい「○○室」という言葉自体が、堅苦しいよね。

もともと「3番目の金曜日」の《Friday Lounge》は、International Gallery BEAMSのmaaくんが担当していて、今年はそこに、私とWataru Sakurabaくんが参加する形に。
太陽の光が水面で揺らめきながら反射しているように、すべてのことを、あらゆる方向へ、拡張できたらいいな。

2月の「3番目の金曜日」は、16日。
今回お招きしたゲストは、このおふたり。

まず、世界中から人が集まる日本の野外/オープンエアーパーティ『rural』の主催であり、昨年は日本だけでなく、ロサンゼルスのNTS Radioや、フランスのRinse FMにも出演した、Naoちゃん。
この「3番目の金曜日」のお話をいただいたときに、一番最初に思い浮かんだのが、彼女だった。
テクノや硬めの音のイメージが強い彼女が、どのようなプレイをするのかがとても興味深い。



そして、先日の代官山UNIT/SALOONの「FRUE -Deep into “New” South America-」も大好評だった『SUBMARINE RECORDS』主催のNOGAWAくん。
深海で行なわれているダンスパーティのような”抜け感”のあるパーティメイクは、その手段も、センスも、もちろん音も、すべて抜かりない。
気がついたら「あれ?ここ、どこだっけ?」という具合に、まわりの景色が変わってる感じ。
まるで、眠りに落ちるみたいに、あたたかく、心地よく、人魚たちが舞う海の底へ連れて行ってくれる。





今年の「3番目の金曜日」は、ちょっと特別に。
まずは、2月16日にお会いいたしましょう。
心より、お待ちしております。(;



▼Infomation
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Friday Lounge

2018/2/16 fri at Café Apres-midi >>> map
OPEN / START 20:30
CHARGE: FREE

Guest DJ:
Nao [rural/LIVING ROOM]
NOGAWA [SUBMARINE]

DJ:
maa [Hamon Radio]
DJ Emerald
Toru Hashimoto [SUBURBIA]

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この日は、「クラブ」「ダンスフロア」といった場所とは異なる空間でのアプローチが楽しみなおふたり、Nao [rural/LIVING ROOM]と、NOGAWA [SUBMARINE]を迎えて。
歴史を感じさせる上質で味わい深い音楽から、地下(=アンダーグラウンド)の中だけで広がりを見せる「特異点」とも言える音楽まで。
第3金曜日の夜の海へ、どうぞ気の向くままに泳ぎにいらしてください。



《Friday Lounge -The third Monday of the month-》
2018年の毎月第3金曜日は、渋谷と原宿のちょうどあいだに位置するビルの5階「Café Apres-midi」にて、maa、Wataru Sakuraba、DJ Emeraldの3人のDJによる「Friday Lounge」を開催しております。



2018年1月29日月曜日

東京都庭園美術館『装飾は流転する』

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


白金台にある「東京都庭園美術館」へ。
いわゆる「美術館」とは少し趣の違う朝香宮夫妻(皇族の一家)の邸宅だったこの建物は、それ自体がすでに、ひとつの美術品のよう。
こだわり抜かれた美意識が、細部の細部まで散りばめられていて、毎回行くたびにうっとりして、何度も何度もため息をついてしまう。(はぁ・・・!)


今回は「装飾」を軸にして、多種多様なアーティストが集合する「装飾は流転する」という展示。
こういったコンセプトをメインにおいた展示は、出会わないものたちが出会う「偶然性」が、作品と作品のあいだの空気を埋めて尽くしていて、心がどうしようもなくワクワクする。

行き過ぎた「装飾」から、目を凝らさないと気がつかない「装飾」、
再編集/サンプリングされた「装飾」、日常の延長線上にある「装飾」まで。
どの作品も共通しているのは、触りたくなる「質感」と、覗き込みたくなる「繊細さ」。


その中でも印象的だったのは、コア・ポア(Kour Pour)というアーティスト。







絨毯の修復職人だったイラン系イギリス人の父親からインスピレーションを受け、ペルシャ絨毯の柄をベースに、独自の感性をキャンバスに重ね合わせていくそのスタイルは、唯一無二。
絨毯の歪みまで再現していて、遠目に見るとそれが絵だとは分からなかった。
近づいていってよーく見ると、愛嬌のある絵のタッチと色合いがとても印象的で、思わず頬が緩んでしまうものも。
ヒップホップとの出会いがひとつのターニングポイントだと分かる、彼のドキュメンタリー映像もとても興味深かった。
それぞれの作品が、一曲ずつ楽曲になったらどんな風になるんだろうなぁ。(妄想)



コア・ポアの作品は、そのほとんどが「新館」の方に展示されていたのだけれど、シックな庭園美術館の本館には、それぞれの質感が美しく混ざり合う、ヴィム・デルヴォワ、ニンケ・コスター、髙田安規子・政子などの作品。
そして、それらに相反するかのように、山縣良和の作品が違和感を醸し出して、それぞれの魅力を引き出す。

ヴィム・デルヴォワ

ニンケ・コスター

髙田安規子・政子

山縣良和


彼らの試みを見る時、
私たちは装飾という行為が、
生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくのです。
––––––––––––– 東京都庭園美術館 オフィシャルサイトより


この「生々しい現実を複雑なまま認識する」感覚は、この展示に訪れる数日前に観た映画「ブレードランナー 2049」で、強烈に感じたところだった。
また、この情報過多な現代に対して・・・"対して"じゃないな、現代"の中で"、日々抱いている感覚でもあった。
庭園美術館を出た瞬間、私の中で、それらの「混沌」「混乱」の歯車が、ゆっくりと回り出した。


「いびつにしたい」とも思うし、
「きれいに納めたい」とも思う。
それが、人間の本能なんだろうな、と思う。




「本館」と「新館」をつなぐ通路からの景色。
澄んだ空気の中で、月が美しく浮かぶ夜。
明けて次の日、東京では4年ぶりの大雪。







2014年から2016年に制作された、スコットランドのHugh Smallによるピアノ・ソロ曲集『Piano Music』は、深深とした空気にぴったりの作品。

HUGH SMALL - Mission Statement

彼は、女性シンガーのAnna Howsonとニュー・ウェイブ色の強いデュオ「Vazz」としても活動をしており、最近、ベルギーのレーベル《STROOM 〰》から『Submerged Vessels And Other Stories』をリリースしており、そのボーナスCD付属として、この『Piano Music』がついてくる。
本編の『Submerged Vessels And Other Stories』は、バンドサウンドの楽曲と、ピアノソロの楽曲が入り混じった構成になっている。
この、「ん?」とちょっと振り返りたくなる存在が、たまらなく好き。

VAZZ - Mezquita


VAZZ - Pearls Dub

2018年1月14日日曜日

「フエルサブルータ/FUERZA BRUTA WA!」のラウンジDJナイトを終えて

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


先日の「フエルサブルータ」、大盛り上がりでした。
体験型のショー、と一言だけでは言いあらわせない内容で、想像を超えるアクション(動き)が途切れなく続く70分間は、重力や浮力を最大限に生かしつつ、演者とお客さんの線引きを、そして、舞台と観客エリアの線引きを取っ払う圧倒的なパフォーマンスの連続でした。

私は準備もあったので全部は見られなかったけど、公演後、扉から出てきたお客さんたちの楽しそうな表情が忘れられない。



本公演後のDJ NIGHTも、興奮が残る雰囲気の中、賑やかで楽しい空間でした。
今回の「フエルサブルータ」は「和」がテーマだったので、DJの選曲も、全曲ではないですが、日本人の楽曲や、和を連想させるような楽器の鳴りがあるものを少し取り入れました。
あと、これは余談ですが、洋服に羽織を合わせました。
和服はもう持っていないんですが、昔、鎌倉で買ったこの羽織だけはずっと手放すことができないまま。
不思議なことに、数年に1回、こうやって着る機会が訪れることもあって。
次着るのは、いつになるかなぁ。

 photo by waddy


2018年1月11日木曜日

「フエルサブルータ」で、究極の非日常体験を。

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。



「フエルサブルータ」って?

2005年に地球の裏側、アルゼンチンで生まれたカンパニー。 明言する言葉はないけれど、しいて言うならば「獣の力」「生の力」。 ニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大好評を博し、2014年に来日した際には2ヶ月で役6万人を動員した、新進気鋭のパフォーマンス集団、フエルサブルータ。 おびただしい紙吹雪の中、人が走り、空を飛び逆さまになったかと思えば、空からプールが降ってきて、観客はそれを触ることができる。全方位が舞台のエキサイティングなショウ。
http://t.pia.jp/feature/event/fbw/ より引用


現在、毎週金曜日限定で、本公演後に「ラウンジDJナイト」が行われており、
1月12日(金)は、私がDJを担当することになりました。
場所は、品川プリンス・ステラボール。
究極の非日常体験と、その余韻を美味しいお酒と音楽とともに。
詳細は公式サイトからどうぞ。



2017年12月29日金曜日

DJ Emerald - dublab.jp Radio Collective #153 / 全曲解説

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


先月の《dublab.jp Radio Collective》のDJmixのアーカイブをSoundcloudにアップしました。
※当日の詳細はこちら(事前の記事)と、こちら(終了後の記事)から。



そして今回、初の試みとして、使用したすべての楽曲の解説をしてみました。
結構ラフに書いている&かなり長いので、お気持ちとお時間が許す限りでどうぞ。

#2018.1.21追記
本家のdublubにもアーカイブがアップされました。こちらからどうぞ。


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Doppelate / Exception《Share XL》
ロンドンのアーティストDoppelateによる、美しいメロディが散りばめられたアルバムのオープニングを飾るトラック。
全5曲中2曲は、11分を越える楽曲で、申し分なくメランコリックな宇宙空間へ陶酔することができ、特にラストの楽曲は、元EmeraldsのSteve Hauschildtの作品を思い出させます。(この曲は5分31秒。個人的には倍くらいあってもいいと思う…)
Doppelateはハウスのトラックもリリースしているみたいだけど、断然こちらの方がタイプ。
リリース元であるベルリンのレーベル《Share XL》は、私がかつてから好きな《100% Silk》《Church》などから楽曲を発表しているJames Boothがオーナー。

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Iguana Moonlight / III《Not Not Fun Records》
いち早くSapphire Slowsの才能を見出したレーベル《Not Not Fun Records》より、ロシアはモスクワのアーティストIlya RyazantcevことIguana Moonlightの、神秘的なニューエイジ・アンビエント作品。
シンセサイザーと混ざり合う、鳥の声や波の音が、まだ見ぬ"あちら側"の世界へ誘ってくれる。
カセットテープはすでに販売終了。
私はデータで買ったけど、妖しげな紫色のジャケットも好き。

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Alice Coltrane / Er Ra《Avatar Book Institute》
説明不要のアメリカのジャズ・ミュージシャンであり、ジョン・コルトレーンの妻である、アリス・コルトレーンの1987年の作品『Divine Songs』の3曲目。
彼女によって爪弾かれる珠玉のハープ音の粒たちによって、まるで天国へ導かれているかのような気分に。
そして、彼女自身の歌声(昔のエジプト語の方言らしい)を聴いて、どういう意味なんだろう…と、考えてること自体が野暮だな、と思えるくらい、今まで感じたことのない別世界が広がっていく。
偶然にも、今年は彼女の没後10年目で、この楽曲が含まれたコンピレーションがリリースされている。
ただ、これらの作品は、彼女のスピリチュアル・コミュニティ内にのみに発表していた音源、ということで、少し複雑な気分でもあるのが正直なところ。むずかしいね。

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Visible Cloaks / Bloodstream《Rvng Intl.》
先日の来日公演も大好評だった、’テン年代’のアンビエント・ミュージックの代表格とも言える、Spencer DoranとRyan Carlileによるポートランドの2人組のVisible Cloaks。
自分がDJをはじめて間もなく知ったブルックリンのレーベル《Rvng Intl.》は、いまだにずっと好き。
Daniel Lopatinが手がけるFord & LopatinやOneohtrix Point Neverに出会った時の衝撃、再び、と言った感じもあり。

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Phil Struck / Rosegate《Quiet Time Tapes》
何をやってもはずさない、センス抜群のHuerco S.が始動した注目のカセット・レーベル《Quiet Time Tapes》より、ドイツのハンブルクの音楽家Phil Struckによる実験的な作品。
カセットについている12ページのブックレットは、デザイナー/フォトグラファーとしても活躍する彼自身によるもの。
どの楽曲もちょうどいい具合に輪郭が歪みつつ、しっかりと奥行きがあるので、あらゆるタイプの音とmixしがいがありそうで楽しみ。
来年以降も、とても重宝しそうな作品集。

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D.K. / Bricks In White《Melody As Truth》
2017年、私が最も聴いた音楽は、ロンドンの音楽家Jonny Nashの楽曲やDJmixであることは間違いない。
そして、彼が主催するレーベル《Melody As Truth》からリリースされた楽曲も、それらと同じくらい聴いたと思う。
・・・と言っても、リリースのペースはわりと緩やかで、年に数枚ほどで、しかも、リリースしている楽曲は彼自身の作品か、相方の(ような存在の)Suzanne Kraftの作品のみだった。
その中で、二人の存在にまったく引けを取らないのが、パリを拠点に活動するプロデューサーDang Khoa ChauことD.K.。
また、45 ACPという別名義では、全く異なる質感の楽曲を、ロウハウスのレーベル《L.I.E.S.》からリリースしている。
2年前、私はそのことを知らずに、45 ACP名義のEPを買っていた。巡り合わせってすごいね。

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Árbol / Moon Shadowed《Lejos Discos》
今回のdublab.jpのゲストであるPedroがバルセロナ出身ということで、同じくスペインの音楽家であるÁrbolの楽曲を。
ÁrbolことMiguel Marinとは10年くらい前に知り合って、彼のアルバムにヴォーカルとして参加させてもらったり、ライブツアーでスペイン各地を一緒に回ったりした。(2007年〜2009年の間)
南スペインのセビリア出身で、お母さんがフラメンコダンサーだったという彼は、いつも明るく楽しげで、本当にまさに絵に描いたようなスペイン人という感じ。
その一方で、細野晴臣さんやススム・ヨコタさんの楽曲、村上春樹さんや三島由紀夫さんの小説が好きな一面もあって、見かけによらず(いい意味で)繊細さも持ち合わせていて、それがまた興味深い。
そういえば、ツアー前の練習やライブ当日のリハーサルの時だけは、人が変わったように毎回すごくシビアだったなぁ。
2010年以降は、映画のサウンドトラックや、コンテンポラリーダンスへの音楽提供など、さらに幅広い分野で活躍中。
また、バルセロナ、行きたいな。

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Hieroglyphic Being, Sarathy Korwar & Shabaka Hutchings / Ashrams《Technicolour》
シカゴのHieroglyphic Being(ハイエログリフィック・ビーイング)と、UKジャズ新世代ドラマーSarathy Korwar(サラシー・コルワル)、ロンドンのテナー・サックス奏者Shabaka Hutchings(シャバカ・ハッチングス)の3名によるプロジェクトの作品。(みんな名前がむずかしい…)
即興ライブセッション音源を切り出してつくられたこの楽曲は、非常に艶やかであるのにも関わらず、その対極にあるザラつきも共存している、Hieroglyphic Beingの前々作『The Disco's Of Imhotep』に引き続き、彼らしい挑戦的な姿勢がしっかり伝わってくる。
今回のようなラジオ放送や、ラウンジミュージックという位置付けではないと思うんだけど、これだけはどうしてもプレイしたかったので、思い切って。
《Technicolour》は言わずもがな《Ninja Tune》傘下のロンドンのレーベル。THE 安定。
ちなみに、元のセッションはこちらで聴くことができ、こういったアプローチもかっこいいなって思う。



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Ambien Baby / AB2《Normals Welcome Records》
カナダはヴァンクーヴァーのアーティスト、D. TiffanyとDan Rinconのユニット。
こういった内向きかつ柔らかめの、ローファイなミドルハウス(勝手に命名)は、延々聴いていられる私なのです。
ピリッとアシッド要素も入ってるのも、ニクい。
コンピレーションEPで、この楽曲以外にはまだリリースはなし。今後が楽しみ。
D. Tiffany名義では、2014年に、同じくヴァンクーヴァーのレーベル《1080p》からもリリースしている。

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Cloudface / Coffee《Black Opal》
今回のMixの折り返し地点。
こちらもカナダのヴァンクーヴァーのアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックを牽引する《Mood Hut》からもリリースしている、機材マニアで有名なCloudfaceことDavid Reynoldsのドリーミーなダウンテンポ・ダンストラック。
3年前にリリースされたLP『Untitled』のオープニングより。
同LPのラストを飾る『U & Me』もお気に入りで、後者は夏に録音した自分のDJMixにもIN。
PVもいい塩梅に輪郭があって、よい。


《Black Opal》は、イギリスのカセットテープを中心にしたレーベル《Opal Tapes》傘下のヴァイナルオンリーレーベル。本作は、レーベル2作目。

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Tolouse Low Trax / Vai Vai《Karaoke Kalk》
1994年に結成されたドイツのエレクトロ・ポップ・アヴァンギャルド・クラウト・ロック・バンドの(長い!)KREIDLERのオリジナル・メンバーであるDetlef Weinrichによるソロ・プロジェクト、Tolouse Low Trax。
“ミニマル”という軸で音楽を聴くことはなかなかないけど、こういうサウンドは嫌いじゃない。
あまり情報が出回ってない中、2016年の秋冬シーズンのPaul Smith/ポール・スミスのウィメンズコレクションのショーミュージックとして使われてたことは、確認ができた。

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Blue Heron / Paul's Blues (ft. Coyote)《Mood Hut》
前出の《Mood Hut》より、ダウンテンポトラックを中心にしたコンピレーションから、お気に入りの1曲。
全体に散りばめられているのは、『Paul's Blues』の名の通り、ジャズフルート奏者であるPaul Hornが Joni Mitchellと一緒にあの名曲『Blue』を演奏しているこちらと思われます。



それにしても、《Mood Hut》はどれも名曲ばかりで、本当にすごい。

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Odd Nosdam / Profane Bong Sue《Leaving Records》
私はDJをはじめてから、DJの知り合いがたくさん増えた。
その中で、聞く回数が過去最多であろうセリフ、それは「実は、元々ヒップホップ聴いてたんだよね...」である。
「え!あなたが?!」というような人に限って、こっそり、そう教えてくれる。
“俺は東京生まれHIPHOP育ち、悪そうな奴は大体友達”という歌詞で有名なヒップホップのイメージが、ここ数年でほぼなくなったと言ってもよい。
私は、ヒップホップを聴いてきていないけど、唯一、ロサンゼルスのインディーズ・ヒップホップのレーベル《Anticon》に所属していた、Why?とDoseone、そして、このOdd Nosdamだけはほんのり聴いてたので、多少なりとも愛着がある。
いわゆるヒップホップの定番、ではないけど、ヒップホップの"あり方"みたいなものは、当時、感じてたと思う。
今回の楽曲が収録された、昨年発売されたアルバム『Sisters』は、いい意味で、あの頃の匂いを現代に連れてきてくれている。マスタリングは、Matthew David。

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Tlim Shug / Memoir For Your Dream《Echovolt Records》
LegoweltやSimoncinoなどのリリースもしている、ギリシャはアテネのレーベル《Echovolt Records》のコンピレーション。
今回のTlim Shugの楽曲以外は、ローファイハウスが中心で《100%Silk》の雰囲気が強く、それはそれで◎。
Soundcloudにアップされている彼自身の楽曲はどれもセンス抜群。
ちょいちょい笑わせようとしてくるようなユーモアがあるのも最高。 (ってそんなつもりじゃなかったらごめんなさい)



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EmE / Canopy《Circuitree Records》
この音源に関しては、とにかく、情報がない。
レーベルのサイトはドメインの有効期限が切れてるし、SNSまわりも2015年を最後にストップ。
かろうじて、マイアミのレーベルだということはわかる程度。
私もどうやってこの音源にたどり着いたのか、忘れてしまった。
たまに、こういう謎の存在や出会いがあるのもDJの醍醐味だったり。

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坂本龍一[Ryuichi Sakamoto] / 美貌の青空[Bibo no Aozora]《Güt / For Life Records》
度々、現場でもかける教授の楽曲。
中でもこの『美貌の青空』は、メロディとコード展開が非常に美しく、時代を超えた名曲のひとつだと思います。(あと『Ballet Mécanique』も!)
この楽曲が素晴らしいのは、その”美しさ”だけでなく、その向こう側にある、手の届かないもどかしさや、目に見えている事象の危うさ、知らない間に押し殺してしまっているかもしれない気持ち、みたいなものが、全部同じ瞬間瞬間で混ざり合っているから。
「音楽」というツールを使って、時にキャッチーに、時にヘヴィーに、私たちに感じる/考える時間を与えてくれる教授。そして、細野さんと幸宏さんも同じく。
あらためて言うまでもないけど、YMOの3人は、永遠にリスペクト、です。

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Shigeto / Huron River Drive (Evenings Remix) 《Ghostly International》
最後の方は柔らかい雰囲気にしたかったので、久しぶりに、Shigetoさんの楽曲をチョイス。
フェミニンな雰囲気たっぷりのエレクトロニカ・サウンドの中に、しっかりとした太いボトムが鳴り響く。
そのバランスがとても心地よく、かつ、展開がすごくロマンチックで、聴くたびに、毎回からだがとろけそうになる。
おばけのアイコンで有名なレーベル《Ghostly International》は、Gold Panda、School Of Seven Bells、Com Truiseなど、私がDJをはじめた2010年頃によく聴いていた。
特に、Gold Pandaのアルバム『Lucky Shiner』は、繰り返し聴きまくっていて、やっぱりからだがとろけそうになっていた。

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D.K. / Evening Shadows《Antinote》
先にも出てきたD.K.のセカンドアルバム『Island of Dreams』より、あたたかみのあるトロピカルサウンドが特徴的なトラック。
フランスのレーベル《Antinote》からは、同じくパリ在住のDomenique Dumont(こちらもトロピカルかつキュートなローファイダンスミュージック)や、岡山在住のInoue Shirabe(現在の名義はSHIZKA)など、素晴らしいアーティストの作品がリリースされている。
去年パリに行った時、いろいろタイミングが重なって、レーベルオーナーのZaltanに少しだけ会う機会があったのだけど、自由で、気さくで、すごく楽しい人だった。
5年目を迎えた《Antinote》、これからも楽しみ。

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Mixcloudでも聴くことができます。






2017年12月17日日曜日

渋谷《カフェ・アプレミディ》にて、青野賢一さんと / 2017.12.22(金) 20:30〜

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


今週金曜日は、渋谷の《カフェ・アプレミディ》で。
《Beams》のクリエイティブディレクターである、青野賢一さんとご一緒します。
青野さんは、DJの時はもちろん、とにかく「佇まい」がいつも素敵で、
「あ、かっこいい大人って、青野さんのことを言うんだな」と出会って間もなくして思いました。


1974年、写真家のTerry O'Neill(テリー・オニール)は、餌に向かって飛び跳ねる犬にまったく動じなかったDavid Bowieに驚いた、という話があります。


青野さんがこの状況で驚かない、ということではないのですが...
まるで、どの瞬間を切り取ってもハンサムなDavid Bowieのような存在です。
ずっと大好きで、ずっと憧れの人です。



そして、《カフェ・アプレミディ》のオーナー、橋本徹さん。
私が「ネオアコ」(ネオ・アコースティック)という音楽のジャンルを知るきっかけになったアルバム『ネオ・アコースティック・ドリーム~ジャスト・ア・ガール』を監修した方です。



《The Smiths》とか《XTC》は聴いていたけど、「ネオアコ」というくくりで聴くこと自体が、私にとってはとても新鮮でした。
すごく軽快で、少しだけ夢のようで、楽しげなのにどこか寂しげで・・・。
「ネオアコ」の独特な雰囲気に包まれて、揺らめいていました。
と同時に、この時、私はまだDJはしてなかったけど、自分の知ってる音楽が少しずつ細分化されていく感じがおもしろいなぁと感じていました。

特に、このアルバムがきっかけで《The Lotus Eaters》が大好きになり、ほぼすべての音源を手に入れ、最終的には本人とも(myspaceを通じて)コンタクトをとって、自分の想いを直接伝えたこともありました。(わりと追っかけ体質)


橋本徹さんと言えば、「フリー・ソウル」のイメージが強いみたいですが、私にとっては「ネオアコ」の方がずっと印象深いんです。
そんな橋本さんのお店《カフェ・アプレミディ》でのDJということで、身が引き締まる思いです。
「ネオアコ」も含めた、この時期らしい雰囲気の様々なジャンルの音楽をたくさん詰め込んで行こうと思います。



ミュージックチャージはありません。
どなたでも、どうぞお気軽にお越しください。
《カフェ・アプレミディ》は、良質な音楽が流れているところはもちろん、
お酒も美味しいところもお気に入り。:)




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12.22(fri) 20:30- Friday Lounge at Café Après-midi

渋谷にある老舗カフェ、Café Après-midiが公園通りで1999年にオープンしてから18年経ちました。11月のアニバーサリー月間も終わり、12月からはサウンドシステムも大幅リニューアル。メインミキサーもUREIをインストールし、ますます居心地の良い空間となりました。

今年最後の第4週のFriday Loungeは年末に相応しい素晴らしいDJ、青野賢一さんとDJ Emeraldをお呼びしました。アップグレードした音響で2人がどんなレコードを鳴らしてくれるのか今から楽しみです。もちろんレジデントである橋本徹さん、haraguchic、taximayaもDJします。終電前のひと時を過ごすのも、終電後のウォームアップバーとして利用していただくのも、自由に楽しんでいいただけます。ミュージックチャージは無料です。

金曜日はいつものようにCafé Après-midiでお待ちしております!


■2017.12.22(fri)20:30-2:00
Friday Lounge at Café Après-midi
Charge:FREE
http://apres-midi.biz/

GUEST DJ
青野賢一
DJ Emerald

DJ
橋本徹
haraguchic
taximaya

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2017年11月11日土曜日

《VINYL TODAY × レコードの日》 at Basement GINZA(銀座)

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。




本日、11月11日(土)は、銀座のニューヴェニュー《Basement GINZA》にてDJです。
「レコード」がテーマのイベント《VINYL TODAY》。(開催自体は11月3日〜12日)
せっかくなので、いろんなタイプのレコードを持っていってDJしてみようと思います。
私は18時くらいからを予定。エントランス・フリー。

ちなみに、J-WAVEによると今日は「ベースの日」でもあるらしい。
「1」が4つ並んで、4弦ベース。
ハッピー・ベースデイ。
というわけで、ベースにフォーカスをあてた曲もスピンできたらいいな。

今回のイベント《VINYL TODAY》では、私の中古レコードも出品中です。
本日限定で、出品している価格よりさらにディスカウントする予定なので、そちらもあわせてどうぞ!



この《VINYL TODAY》で過去に数十枚は、誰かの手元へ飛び立った私のレコードたち。
今は別の誰かに、大切にしてもらってる。(といいな)
あらためて、"もの"が巡って、人と人とをつないでいくという、図が、絵が、線が。
それをイメージするだけで、ワクワクします。

少し話がずれるけど、最近、TOWA TEIさんが「#物々交換が一番アガるコトな気がする。売ってないもの。」とおっしゃっていたのも、心に残っています。
(今回、私はレコードを販売してるので「物々交換」ではないんだけど)

かつて人類は、物をお金で買うのではなく、物を交換しあっていた。
その光景を、現代風に想像してみたりして。:)



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"VINYL TODAY" と「レコードの日」

音楽がデータになって見えない情報のように流通していく時代に、なぜか「レコード」がふたたび注目されています。常にシーンの最前線にいるDJやミュージシャン、音楽ファンだけでなく、トレンドに敏感な若い人たちにとっても、新たなアイテムとして認知されつつあるのです。懐かしさだけではない、「いま」ならではのレコードの楽しみかた。

VINYL TODAYでは、今回、11/3の「レコードの日」にあわせてコラボレーションイベントを開催いたします。「レコードの日」でプレスされるレコードや、中古レコードはもちろん、レコード関連雑貨、ここでしか手に入らない限定アイテムなども集めました。その他限定のスペシャルイベントも開催されます。レコードを愛するひとたちも、レコードに興味を持ちはじめたひとたちも、「レコード」カルチャーをいっしょに楽しめますように。

→「レコードの日」の詳細は下記から
http://レコードの日.jp/
→VINYL TODAYのwebはこちら
http://vinyltoday.tokyo/

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■日時
2017.11.3(金)〜11.12(日)
月〜金/12:00〜21:00 土日祝/11:00〜21:00


■会場
Basement GINZA
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目3−5
Ploom Shop 銀座店 B1F
<銀座駅 B2出口から徒歩1分>


■出展/出店(A to Z)
- ADULT ORIENTED RECORDS
- COCONUTS DISK
- DJ’s Market
- FACE RECORDS
- FIRST IMPRESSIONS
- PEOPLEAP
- レコードの日
- $HOW5 (# テガキ)
- s o s
- TALKY
- TYO magazine
- YAMADA ZOMBIE


■イベント
- 銀座地下上映会 Presented by café de cinéma
開催日:11月9日(木)
上映開始時間:20:00~
入場料:¥500(1ドリンク付き)
主催:café de cinéma
上映作品:『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』
http://muscleshoals-movie.com/


■イベント
- LIVE ~feat.BERVATRA
日時:11月11日(土)17:00〜21:00
LIVE:BERVATRA
DJ:DJ Emerald / カネコヒデシ(Japanese Soul)
and more....
http://vinyltoday.tokyo/2017/11/05/live-feat-bervatra/


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■企画制作
株式会社ワードローブ
http://word-robe.com/

■協力
・東洋化成株式会社
http://www.toyokasei.co.jp/
・TYO magazine
http://tyo-m.jp/



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2017年11月8日水曜日

展示会 |Brisemy 2018 Spring/Summer Exhibition "Coming Up Roses"

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


Brisemy 2018 Spring/Summer Exhibition "Coming Up Roses"

年に2回のお楽しみ、《Brisemy》(ブライズミー)の展示会。
甘くなりすぎず、クールになりすぎない、"さりげない”スタイルが《Brisemy》の魅力。
私たちが日々、感じることがあまりない”重力”とのバランス感も最高です。
こう、なんというか、”ストン”と下へ向かうフォルムが美しいのです。伝わるかなぁ。


今回は、ハイウエストで素材がさらさらした、とても着心地のよいベージュの太めのパンツと、少し短めの裾のAラインの広がりがかわいらしい、きれいなパープル色のざっくりニットを注文しました。
(パープルのトップスをずっと探していて、なかなかちょうどいい色合いのものに出会えなかったので、ものすごくうれしい!)
白のコーデュロイの無地のキャップもすごくかわいかったんだけど、私には似合わなかったので断念...。



そして、《Brisemy》のもうひとつの魅力は、そのかわいらしいリングたち。
すべてK18YG。(18金のイエローゴールド)


「質のよいものを、永く使う」ということを、あらためて意識させられます。
こんなに小さくて繊細なものを、こんなに大切に扱う機会って、他にはあまりない機会なんじゃないかなぁ。
浅見れいなさんのInstagrumでも紹介されている「スマイルリング」は、私もお気に入りのひとつ。
最近は、イヤーカフも人気みたいです。(こちらもすべて18Kです)


プレビュー(関係者向けの展示会)は、野村訓一さんが内装を手がけたアパートメントの一室である《Brisemy》の事務所で先週行われましたが、11/8(水)からは場所を原宿に移して、(時間帯にもよりますが)どなたでもご来場いただくことができます。



タイミングのあう方はぜひ、訪れてみてください。;)


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Brisemy 2018 Spring/Summer Exhibition
"Coming Up Roses" - Manish Vintage×Nostalgic Retro

70年代の映画"ANNIE HALL"のダイアンのマニッシュスタイルと"BEGIN AGAIN"のNYの地下鉄や街の路地裏で唄うキーラ・ナイトレイの力の抜けたスタイルからインスピレーション。


■日時
11/8(水)〜11/10(金) 11:00-20:00 
  [11:00-18:00] for BUYER/PRESS
  [18:00-20:00] for FRIENDS

11/11(土) 12:00-20:00
  [ALL TIME] for FRIENDS

■場所
T-PLANNING PRESS ROOM
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-21-1 プラフロールB1 
(最寄駅:明治神宮前駅,原宿駅5分)
とんちゃん通りのファミリーマートを右折、NLMの地下になります。

※先着でChika Licious NY(チカリシャスニューヨーク)よりBRISEMY別注スウィーツのノベルティをご用意しておりますのでお楽しみに‼︎
Zagat Surveyのミシュランでニューヨークスイーツ部門第1位のシェフが作るオリジナルテイストです。
※平日18時以降、土曜の週末フレンズデーはSINGHAよりBEERをご用意しております。

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Brisemy / ブライズミー
貴方のクローゼットに無二の一枚を。/// one best piece for your closet. ///
OFFICE:東京都渋谷区代々木4-28-8 代々木村田マンション412






私にとっての《Brisemy》の音楽のイマジネーションは、名盤であり、定番でもある、Joni Mitchellのアルバム『Blue』そのもの。
色味の渋さ(ただし、青ではなく、カーキとかベージュとか)や、スモーキーな雰囲気。
そして、《Brisemy》のボス(とあえて言う)であるエミさんの計り知れないエネルギーやたくましさ、しなやかさに尊敬の意も込めて。


2017年11月5日日曜日

dublab.jp @下北沢ケージ/ロンヴァクアン with Pedro Vian

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


11月初日、バルセロナのDJ/プロデューサーのPedro Vianを迎えたdublab.jpの放送は、終始、居心地のよい雰囲気でした。
聴いてくださった方、どうもありがとうございました。

私は、アンビエント/ニューエイジ〜エクスペリメンタル〜メローなハウス〜ブロークンビーツ〜バレアリックといった風でオープニング1時間を担当。
今月末にジャパンツアーを控えている、ポートランドのユニットVisible Cloaksの楽曲を忘れずにMixしました。


今回のゲストであるPedro Vianは、会場の雰囲気にマッチした、温かみのあるディスコを中心に。
母国のスペインや、ブラジルのレアなレコードを含め、肩の力が抜けているのに、エレンガンスにきれいに曲と曲をつないでいました。(曲の歌詞の内容はどういったものかはわかりませんが)

アフターDJのHi-Rayくんは、ジャンル横断で自由に、楽しそうにプレイをしていたのが印象的でした。
三者三様の一夜、すごく充実した楽しい時間はあっという間にクロージング。
個人的に、AZZURROさんにもお会いできてうれしかった。






今回の会場だった「ロンヴァクアン」は、異国情緒溢れるアジアの屋台酒場。
下北沢駅の高架下にある広場「ケージ」の一角。
「東京R不動産」で知られる株式会社スピークと、幅広い分野で活躍するクリエイティブカンパニー・株式会社東京ピストルのプロジェクト。

お酒はもちろん、料理の種類も豊富でとても美味しかったし、何より、「下北沢」という街にすごくフィットした空間でした。
また行こうっと。



2017年10月31日火曜日

11月1日[水] 20時から。下北沢ケージ/ロンヴァクアン [Cage / LỒNG VÀ QUÁN] - ネットラジオ《dublab.jp》出張放送

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。


11月1日(水)20時からは、ネットラジオ《dublab.jp》にて。
今回は、下北沢の高架下にある「ロンヴァクアン」から公開生放送。
前半が私DJ Emerald、後半はバルセロナよりDJ/プロデューサーのPedro Vian。
放送終了後は、Labrat DJのHi-RayによるアフターDJを予定しています。


–––––– "dublab.jp"って?
dublab.jpは、アメリカ、ロサンゼルスの非営利ネット・ラジオdublabの日本ブランチです。
(中略)音楽のみならず、アート、カルチャーを広めることを目的とする非営利団体として、アート展、フィルム・プロジェクト、イヴェント・プロデュース、レコード・リリースも手掛けています。

ウェブサイト(http://dublab.jp/ )の他、ライヴ・ストリーミングMixlr(http://mixlr.com/dublabjp/ )、Mixlrのスマートフォン・アプリ(MacOS、Android対応)でも視聴可能です。



一言ではとても言い表すことのできない、本当に素晴らしいコンテンツばかりの《dublab.jp》は、日本で唯一の、と言っても過言ではない、
良質で且つ、本質を突く、多面性と柔軟性を持ちあわせた、勇気のあるネットラジオ局です。
いつも「何がはじまるんだろう」と、わくわくさせてくれます。
この日の夜も、そうでありますように。

ネット上でも、現場でも、どうぞお好みで、
この日限りの"空間"を、是非、お楽しみください。



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dublab.jp Radio Collective #153 From Tokyo @ Shimokitazawa Cage / LỒNG VÀ QUÁN
日時:2017年11月1日(水) 20:00-22:00
会場:下北沢ケージ&ロンヴァクアン s-cage.com
※ロンヴァクアンは通常営業のため、1オーダー制となります。
> Labrats DJs:DJ Emerald, Pedro Vian, Hi-Ray

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■ DJ Emerald
ミラーボールの煌めき、陽炎の揺らめき、終わりのある永遠、毎秒が旅のはじまり。

DJ Emeraldは、光と影の間を浮遊するかのようなミックスで都内のクラウドを魅了している。
クラブ、ライブハウス、ギャラリーやカフェなど、シーンによりジャンル・ムード・コントラストは様々。
2015年に韓国/ソウル、2016年にイギリス/ロンドン、フランス/パリでもプレイ。
同年、アムステルダム発『Dekmantel Festival』の東京公演に出演。

過去に音楽活動を行っていた時期もあり、2008年には、バルセロナの世界最大級の都市型フェス『Sonar Festival』で、スペインの音楽家Árbolのゲストヴォーカルとして出演。
また、イベントのオーガナイザーとしての顔も持ち、世界各国のアーティストの来日公演を開催している。
2017年5月には、ヘルシンキ発のアート・ファッションマガジン『REVS Japan』へ寄稿し、その活動は音楽以外にも広がりを見せている。


>>>Blog
http://djemerald.blog.houyhnhnm.jp/

>>>Tumblr
https://djemerald.tumblr.com/

>>>Soundcloud
https://soundcloud.com/emerald-elly

>>>Mixcloud
https://www.mixcloud.com/djemerald/

>>>Twitter
https://twitter.com/_djemerald_

>>>Instagram
https://www.instagram.com/une_femme_9/



■ Pedro Vian
Pedro Vianはスペイン、バルセロナを拠点に活動するプロデューサー/DJ。
前身のエレクトロニックデュオAsterでは[Hivern Disc]、[Mathematics Recordings]から12インチシングルをリリースし、2014年に自身が主宰するレーベル[Modern Obscure Music]をスタート。1st EP「Dancing Hindus」では、リミキサーにHieroglyphic BeingとMadteoを起用し話題を集めた。
翌年、同レーベルからEP「Black Toms」をリリース。リミキサーにInga CopelandとPye Coner Audioを起用し、Pitchfork、Red Bull Music Academyなどの主要メディアに取り上げられ、好評価を得られる。
2016年には1st LP「Beautiful Things You Left Us For Memories」をリリース。Kassem MosseやPye Coner Audioにも通じるアナログ愛に満ちた哀愁のあるアンビエントスタイルのエクスペリメンタル・テクノに仕上がっている。2017年同アルバムの中からEric Copeland、Peder Mannerfeltといった注目のアーティストを起用したリミキシーズEPをリリース。DJとしては、「Sonar Festival Barcelona」や「Primavela Sound 2017」などのバルセロナの大型フェスに出演する他、海外の有名DJと共演するなど、現在高い注目を集めている。


Twitter: https://twitter.com/pedro_vian
Souncloud: https://soundcloud.com/pedro-vian
Discogs:https://www.discogs.com/ja/artist/3785758-Pedro-Vian
Instagram: https://www.instagram.com/pedro_vian/



■ Hi-Ray (Gang of Luck)
岐阜県出身。DJ / Organizer
上京後、自身が主催を務めるエレクトロニックミュージックパーティ「metropolis」を約3年に渡り都内各地で開催。
その後、LAを拠点とするインターネットラジオ局「dublab」の日本ブランチ「dublab.jp」に加入。
「RAYBACH」を経て、2015年5月より神宮前bonoboにて新たなオーガナイズパーティ「Gang of Luck」始動。
「ギャングスタ・ミュータント・ミュージック」をコンセプトに、テクノ、ヒップホップ、レフトフィールドの垣根を越えて徘徊。