日が変わり本日、4月29日(月)は、下北沢駅の高架下にあるユニークなスペース「下北沢ケージ」に併設するアジアンレストラン「ロンヴァクアン」にて、《dublab.jp》メンバーみんなでグッドミュージックをお届けします。
また、細野晴臣のリイシューや日本の環境音楽のコンピなどをリリースしているシアトルのレーベル《Light in the Attic Records》のJack Sills(from L.A.)が、急遽DJで参加(!)することになりました。
オールラウンダーな彼のDJmixは、どれも程よい温度&湿度ですごく居心地がよいです。
David ByrneがプロデュースしたニューウェーブのバンドB-52’S、「シェルブールの雨傘」などで有名なMichel Legrand、かと思えば、近年再評価がされている清水靖晃、阿川泰子、そして、沖縄民謡のような曲から、堂島孝平(!)まで、ジャンルも国境も越えた音楽への愛情の深さがひしひしと伝わってきます。
上記以外にもジャズ、ブルース、フォークなどなど、本当にあらゆるジャンルの「古き良き」をぎゅっと閉じ込めた宝箱のようなMixばかり。
気に入ったらあれもこれも手を出してしまうタイプなんだろうなぁ。
※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。
今月から、ラジオ番組をはじめることになりました。
番組名は、「In Every Second Dream」。
声に出した時のなめらかな響きが、とても気に入っています。
意味は、”毎秒の夢の中で”のつもりですが、英語の”Second”には「秒」だけでなく「2番目の」という意味もあるので、”いつも見る、2番目の夢の中で”、でもいいかもなぁと思ったり。
その曖昧さや揺らぎ具合も相まって、この名前しかないなと確信しました。
だって私たちが使っている「言葉」ってやつは、所詮、「物事を測るための目安のひとつ」なんだもの。
dublab.jp Radio Collective #195 “In Every Second Dream” @ Tokyo
日時:2019年3月20日(水曜日)20:30〜22:00
labrat DJ : DJ Emerald
Guest : 門脇健路(イメージフォーラム)
Design : Shinya Sato
3月20日の放送は、新たにスタートするDJ Emeraldによる番組『In Every Second Dream』の第1回目。 毎回、ひとつの「テーマ」に沿って、音楽やそれにまつわるエピソードを中心にお送りします。 今回のテーマは、『月(The Moon)』。 渋谷にある映画館「シアター・イメージフォーラム」より門脇健路さんをゲストに迎え、映画という切り口でお話しいただくコーナーもあります。最後までどうぞお楽しみください。
about《Friday Lounge -The Third Monday of the month-》
2018年の毎月第3金曜日は、渋谷と原宿のちょうどあいだに位置するビルの5階「Café Apres-midi」にて、maa、Wataru Sakuraba、DJ Emeraldの3人のDJによる「Friday Lounge」を開催しております。
================================ Asquith (Lobster Theremin / from London)
ロンドン発、新興レーベル兼ディストリビューターとして近年めきめきと勢いをみせるLobster Theremin(ロブスターテルミン)。そのレーベルボスであるJimmy Asquithは、2013年にレーベルLobster Thereminを設立。Lobster Theremin傘下に3つのレーベル、Mörk、Distant Hawaii、Tidy Bedroomも始動し、また、エレクトロミュージックシーンではグローバルに知られるディストリビューターである。2017年1月にはハックニーにレコードショップ実店舗もオープンさせた。
ロンドンのCorsica Studiosでのパーティー"FIND ME IN THE DARK”は毎回ソールドアウトになるほどの人気ぶりで、Asquithは常に新しい才能をサポートし、Discwoman、Workshop、Antinoteなどとのコラボレーションも行なっている。
海外ツアーをこなしながらも、Rinse FMでレギュラーを担当し、Tom HangやChicago Flotation Deviceといったアーティスト名義でリリースを重ねている。2017年12月にTom Hang名義でのデビューアルバム『To Be Held In A Non Position』をリリース。
今年でレーベル設立5周年を迎え、ロブスター・テルミンのレーベルショーケースとしてのツアーを展開している。
Jimmy Asquith founded the well-renowned label Lobster Theremin in 2013. Since then the label boss has established three imprints including; Mörk, Distant Hawaii and Tidy Bedroom, as well as a respected distribution service used widely within the electronic music scene, and a physical record shop based in Hackney, East London.
Alongside the label, Asquith continues to sell out his Corsica Studios based night Find Me In The Dark, which champions emerging talents and sees collaborations with the likes of Discwoman, Workshop and Antinote. DJing internationally, Asquith simultaneously is producing and performing under multiples aliases all whilst holding down a regular Rinse slot.
On top of that, Asquith’s personal and ambiguous ambient alias, Tom Hang, will be releasing his debut album this December following a heart-wrenching Cafe Oto performance. Part ambient, drone, noise and a tapestry of clouded, intermingling emotions, ‘To Be Held In A Non Position’ is a three-and-a-half year release from stasis; an exhale from a long-held breathe; a shallow sleeper now awake.
On a DJ tip, increased gigs have led to a stylistic shift, a move back to UK-oriented sounds blended with old-school US influences and plenty of new names and talent littered throughout the set lists, alongside occasional older selected digs from the garage-house trove.
The start of 2018 will see a solo Asquith jaunt of North America as well as a Lobster Theremin debut showcase at Motion on January 20th, kicking off the 5 Years of Lobster Theremin European tour. https://lobstertheremin.com/
--------------------------------------- Route 8 (Lobster Theremin / Nous)
ハンガリー、ブダペストのDJ/プロデューサー、Route 8。Lobster ThereminやNousからのリリースによって、その名を知られるようになったが、ハードウェアを使っての音楽制作とその探求は10年以上前から始めている。USのロウなハウスやテクノからインスパイアされた、メランコリックなメロディーと巻き込むようなドラムパターンで、エレクトロやアンビエントまで拡大解釈できるオリジナルなサウンドを追求している。DJ CidermanやQ3Aという名義でも知られる。
Route 8 has only recently gained prominence through the Lobster Theremin and Nous labels, but his hardware production experiments date back almost 10 years. Inspired by the raw-edged US house and techno sound, he has also expanded his work into off-kilter electro and ambient, still inflicted with his melancholia-tinged melodies and ratcheting drum patterns. https://soundcloud.com/route8
*Photo ID required.
*You must be over 18 to enter.
*No re-entry.
*Please do not bring food and drink.
■CIRCUS Tokyo
3-26-16, Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo 150-0002 Japan
+81-(0)3-6419-7520
info@circus-tokyo.jp
彼とはじめて会ったのはいつだったか…(忘却…これは私の特技…)なんだけど、とにかく印象的なのが、去年の6月、Mr.G来日公演の時のContact Tokyoのセカンドフロア(CONTACT)。
私の次がYouくんで、Crue-L Grand Orchestraの「(You Are) More Than Paradise (Theo Parrish Translation Long Version 1)」(たしか、こっちのバージョンだったはず)に、レコードの針を落としてパスをしたその後。
彼のロングミックスの華麗さに、同じブースの中で惚れ惚れしたあの光景。これが、ひとつめ。
もうひとつは、さらにそのまま続いた朝までの時間、ぜんぶ。
真裏のメインフロア(STUDIO X)での、Ryosukeさんのプレイも体験しつつだったから、途切れ途切れにはなっちゃったけど、あの日、Youくんが書き上げたひとつの短編小説みたいな空間は、特別なものだった。
(音が止まった後、思わず興奮気味にYouくんに感想を伝えてた記憶あり。これは覚えてる。)
《Friday Lounge -The third Monday of the month-》
2018年の毎月第3金曜日は、渋谷と原宿のちょうどあいだに位置するビルの5階「Café Apres-midi」にて、maa、Wataru Sakuraba、DJ Emeraldの3人のDJによる「Friday Lounge」を開催しております。
Iguana Moonlight / III《Not Not Fun Records》
いち早くSapphire Slowsの才能を見出したレーベル《Not Not Fun Records》より、ロシアはモスクワのアーティストIlya RyazantcevことIguana Moonlightの、神秘的なニューエイジ・アンビエント作品。
シンセサイザーと混ざり合う、鳥の声や波の音が、まだ見ぬ"あちら側"の世界へ誘ってくれる。
カセットテープはすでに販売終了。
私はデータで買ったけど、妖しげな紫色のジャケットも好き。
Alice Coltrane / Er Ra《Avatar Book Institute》
説明不要のアメリカのジャズ・ミュージシャンであり、ジョン・コルトレーンの妻である、アリス・コルトレーンの1987年の作品『Divine Songs』の3曲目。
彼女によって爪弾かれる珠玉のハープ音の粒たちによって、まるで天国へ導かれているかのような気分に。
そして、彼女自身の歌声(昔のエジプト語の方言らしい)を聴いて、どういう意味なんだろう…と、考えてること自体が野暮だな、と思えるくらい、今まで感じたことのない別世界が広がっていく。
偶然にも、今年は彼女の没後10年目で、この楽曲が含まれたコンピレーションがリリースされている。
ただ、これらの作品は、彼女のスピリチュアル・コミュニティ内にのみに発表していた音源、ということで、少し複雑な気分でもあるのが正直なところ。むずかしいね。
Phil Struck / Rosegate《Quiet Time Tapes》
何をやってもはずさない、センス抜群のHuerco S.が始動した注目のカセット・レーベル《Quiet Time Tapes》より、ドイツのハンブルクの音楽家Phil Struckによる実験的な作品。
カセットについている12ページのブックレットは、デザイナー/フォトグラファーとしても活躍する彼自身によるもの。
どの楽曲もちょうどいい具合に輪郭が歪みつつ、しっかりと奥行きがあるので、あらゆるタイプの音とmixしがいがありそうで楽しみ。
来年以降も、とても重宝しそうな作品集。
《The Smiths》とか《XTC》は聴いていたけど、「ネオアコ」というくくりで聴くこと自体が、私にとってはとても新鮮でした。
すごく軽快で、少しだけ夢のようで、楽しげなのにどこか寂しげで・・・。
「ネオアコ」の独特な雰囲気に包まれて、揺らめいていました。
と同時に、この時、私はまだDJはしてなかったけど、自分の知ってる音楽が少しずつ細分化されていく感じがおもしろいなぁと感じていました。
「AMBIENT AREA / アンビエントエリア」としてWWWのメインフロアを贅沢に使い、セカンドフロアのWWWβの方を「DANCE AREA / ダンスエリア」として構成。
タイプの違う熱量を、同じ時間軸で体感できる/行き来することのできる、とても素晴らしい一夜でした。
今回、「DANCE AREA / ダンスエリア」の方に出演していた、LA出身/アムステルダム拠点に活動しているSuzanne KraftのDJセットは、2014年にリリースした彼自身のEP"Tracks For Performance"を思わせる魅惑的な攻めのダンストラックばかりで、とにかく、最高でした。
Suzanne Kraftといえば、どちらかと言うとアンビエントのイメージの方が強いので、だからこそ、今回のギグはとても貴重でした。
(インスタに写真をアップしたら外国の方から「君はラッキーだね!」というコメントもついたり)
ちょうど昨年の今頃、幡ヶ谷のforestlimitで行われた、彼自身もリリースをしているレーベル《Melody As Truth》のオーナーJonny Nashとのアンビエントセットのライブも、思わずため息がこぼれてしまうほどの、美しい世界感でした。
そんな彼の新しいアンビエントのDJmixが、つい3日前にアップされていました。