2011年10月5日水曜日
[cinema] 猿の惑星
説明不要のフランスの小説家ピエール・ブールによるSF小説の映画版。(アーサー・P・ジェイコブス製作)
一番最初のやつね。
実は観たことなかったので、そろそろ公開になる「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」の興味を煽るべく観たわけです。
1968年の作品とは思えぬ完成度。(特殊メイクとか)
ヌーヴェル・ヴァーグのとき、だよね。
光年単位での宇宙飛行の後の、壮大に広がる砂漠、ジャングル、そして、猿類による社会。
そこで差別を受けながらも、自分の存在を確信しながら抵抗し続ける主人公・テイラー。
人間の恐ろしさを知り、知識を押さえつけて未来の安泰を願う猿類の長。
戦争も貧困も原発も信仰も抱えている私たちは、
この映画に何も重ねずに観ることは、決してできない。
2011年9月1日木曜日
Sarah Moon サラ・ムーン
2011年7月6日水曜日
[cinema] モロッコ
1930年(昭和5年!)のアメリカ映画。製作・公開、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督。
過去に明け方、TVで観た以来、ずっと心に焼き付いてる作品だったので再度。
舞台女優としてモロッコに辿り着いた女。
愛しあう兵士の男と、愛してくれる金持ちの男。
まず、とにかくデードリッヒが本当に美しい!
"恋はいつか終わるもの・・・"、
"アダムが知恵をつけたリンゴはいかが?"とショーで歌うところはもちろん、
女性にも外人部隊があるのよ...と意味深に語るシーンも印象的。
振り向き方や、目線のやり方、仕草すべてが本当に魅力的な女性です。
そして、ゲーリー・クーパーもとてもハンサムで美しい。
それでいて子どもっぽくてやんちゃで、
鏡に口紅で文字を書くんだけど、あれ、一度やってみたいよねー。
"本当の愛"とはなにか、というテーマは、
トーキーがはじまって間もない1930年の映画から、現代までずっと続いているのね。
デードリッヒのキャラクターがとてもモダンで粋なので、
モノクロの古典映画でも退屈せずに見れるのでオススメ。
ただし、最初に淀川さんがストーリー全部言っちゃうので要注意。(笑)
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[cinema] ボルベール〈帰郷〉
今観たばっかり。ずっと気になってたので鑑賞。2006年のスペイン映画。
去年観た「オール・アバウト・マイ・マザー」と同じペドロ・アルモドバル監督作品。
母・自分・娘の三世代の女性が中心の話で、「オール・アバウト〜」と同様、生きることにテーマが置かれている。
背景はタンゴの楽曲「Volver」(カルロス・ガルデル)からきているそうで、ペネロペ・クルスが歌うシーン(吹き替えだと思う)は、この歌を通じて、自分の生まれ故郷やルーツや人生を振り返るハイライトとして彩られている。
(やっぱり)いかにもスペインらしい色づかいがとても印象的。
ああ、またスペイン行きたいなぁ。。
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