2016年6月1日水曜日

アビー・ロード、ペッカム、ブリクストン|ロンドン -3日目-

※こちらの記事は、HOUYHNHNMブログ『Escape by Melody《メロディによる逃走》』に掲載されていた内容です。



2016年4月26日、日差しの眩しい火曜日。
午前中は、バスに乗って、あのアビー・ロード(Abbey Road)へ。


世界の多くの国は、日本とは違って、すべての道路に名前がついており、その道路の○番地、というのが住所になる。
その名の通り、アビー・ロードという道路の看板を探してうろうろ。
閑静な住宅街の中、やっとたどり着いたアビー・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)。



実は、「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」や「未来世紀ブラジル」のサウンドトラックもアビー・ロード・スタジオで録音されたのだけど、周りの壁は、世界中のThe Beatlesのファンによるメッセージでぎっしりと埋め尽くされている。


スタジオの前にある、The Beatlesの1969年のアルバム“Abbey Road”のジャケットで有名な横断歩道は、まさかの工事中で半分以上見えない状態だったけど、スタジオの横にあるショップに入り、ポール・マッカートニーの熱狂的なファンであるママへのおみやげ選び。
店内は一貫してポップな雰囲気だけど、奥の方には、ポールが愛用していたヘフナー・500-1のベースと、今年3月に亡くなってしまった、5人目のビートルズとも言われるプロデューサー、ジョージ・マーティンが使用していたアップライトピアノが展示してある。
チョコレートとポストカードを買って、アビー・ロードに、グッバイ。



次は、真逆の南東方面、ペッカム(Peckham)というエリアへ。
ロンドンで最先端な場所、と言えば、東側のイースト・ロンドンと言われている。
そこに比べると、かなり南の方にあるペッカムだが、現地の人曰く、ここ最近、じわじわ人気があがってきてる地域だそう。(しかも日本に帰った後も、知人から同じような話をたまたま聞いた。)
昔は、犯罪の多い治安の悪い場所だったらしいけど、近年は、音楽/芸術系の学校があるのでその学生たちが多く住んだり、新しいお店が少しずつできている。
行きそびれてしまったお店を、ここにメモ。


<レコード屋/本屋&カフェバー>
■Rye Wax
https://www.ryewax.com/

<古着屋>
■Bias
https://bias.store/

<チョコレート屋>
■Melange Chocolate
https://www.themelange.com/

<食材屋>
■General Store
https://www.generalsto.re/

<うなぎ料理(イギリスの伝統料理)>
■M.Manze
http://www.manze.co.uk/


ロンドンならではの二階建ての赤いバスに乗って、今度は少し南西へ。
友人に薦めてもらった、ブリクストン・ヴィレッジ(Brixton Village)へ足を運ぶ。




小さなお店が集まる、アーケードのある商店街。
ちょうど、雨が降り出したタイミングだったのでラッキー。
世界各国のレストランやカフェ、ギャラリー、古着屋さん、お花屋さん、雑貨屋さん、電気屋さんなどが並ぶ。


海外であまり日本の料理を食べたことがなかったので、お好み焼き屋さんの「おかん」へ。冷えたからだにお味噌汁が染み込む。

ごはんの後は、「KOKOO」というオーガニックのカカオを使ったチョコレート屋さんへ。


トングを持って、ミントと、ジンジャーと、レモン(だったかな)の3粒のチョコレートを選んで、ご機嫌に鼻歌を歌ってるGrace Jonesみたいな店員さんがいるレジでお会計。
チョコレートを少しずつかじりながら、ブリクストン・ヴィレッジを出る。



大通りに出るとH&Mなどの大型店があり、ちょっと小道に入るといわゆる地元の商店街、といった雰囲気が強く、お客さんも若者より年配の方が多くなる。
美容室、ギフトカード専門店、衣装屋さん、そして、CD屋さん、レコード屋さん。
すぐ近くにあるマーケット・ロウ(Market Row)も、アーケードつきの商店街で、おしゃれなお店から魚屋さんまでとてもにぎやか。
街全体がどこか懐かしい感じがするのは、武蔵小山か吉祥寺あたりに似ているからかも。生活に密着している感じ。





空はまだ明るいけど、もう夕方17時。
夜、私がDJをする会場、The Birds Nestへ向かう。
Time Outの「LOVE LONDON AWARDS」に去年選ばれたパブでもあり、今回、私が行くロンドンのエリアで、一番東に位置する。


それにしてもロンドンは、ついつい、向かう途中の建物の壁に描かれている絵に目が奪われてしまう。




会場につくと、店内はすでに多くの人が楽しそうにビールを飲んだり、しゃべったり笑ったりしている。
年齢層はバラバラ、パンキッシュな女の子たちもいれば、ひとりで飲んでるおじさまもいる。
BGMは、UKロックが基本。
手前はパブで、奥はカフェのような雰囲気。




リハーサルがちょっと押して、夜の19時半くらいからイベントスタート。
日本の楽曲では、坂本龍一の「美貌の青空」、細野晴臣の「Strange Love」、矢野顕子の「TONG POO」をプレイした。


絶えずお客さんが出入りしていて、ワインのすすむ楽しい夜。
あっという間に、24時。
友達と未来の話をしながら、終バスで帰宅。


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YMO解散後の後、1984年リリースされた細野晴臣のアルバム「S・F・X」より。
妖しく跳ねるメロディとビートがクセになる、ストレンジ・ラヴ。

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細野晴臣 - Strange Love


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